ブログをはじめたきっかけ
私は自分のことをいわゆるLGBTQ+のQだと思っていた。
人のことを異性を好きになったのは小学生のころだけで
それ以降はどちらかといえば女の子の方が可愛くて好きだった。
でもこの好きは、可愛いものが好きなだけで恋に落ちるとは
違うものだとなんとなく感じていた。
あまりにも男っ気がないからか
姉や周りの人から「レズなの?」と聞かれることもあった。
そのときは「男の人を好きだと思ったことがあるから
レズじゃないけど、バイかもしれない」と返していた。
心の中ではアセクシャルかもしれないとも思っていた。
世の中は恋愛に溢れていて、恋を知らないと異常に思われたり
必要以上に神聖視されるから大学時代には彼氏を作った。
好きになるかと思ったけど、やっぱり違くて、手をつないだだけ
で3か月でお別れした。
彼氏がいたという経歴づくりのためだけの彼氏だった。
でも相手も同じだった気がする。
25歳になって私は海外にいた。
そこではじめて自分を異性としてみてくれて
アプローチしてきてくれる人が現れた。
そしてドキドキしてしまった。
本当にびっくりした。
ハグをしたあとからあきらかに心臓がバクバクした。
これが恋かと思う一方で
こんなにすぐに人を好きになるなんておかしいと思った。
だっていままでいなかったから。
私が誘うと何回か遊びに行ってくれた。
相手は海外の人で英語が得意でない私は相手が何を言っている
のかわからなかった。
でも会えると嬉しいし、帰りにハグするのを楽しみにしていた。
相手は告白してくれなかったし
彼氏でもない相手に心を開くのも違うと思って
相手からの甘い言葉を全部スルーしてしまった。
メッセージも苦手なので適当に返してしまった。
嫌われる方が怖くて会うのも2週間に1回くらいにしてしまった。
そしたら会ってくれなくなった。
当たり前だ。
そして私は帰国した。
2か月たった。
一度も連絡をしなかった。
インスタにいいねがついた時があって
連絡したかったけど出来なかった。
プライドがあった。
でもどうしても連絡したくなって2か月後につい
メッセージをおくってしまった。
相手には彼女がいた。
これが世間の時間の早さなのかと痛感した。
そのうちに相手のトップ画面に彼女の手が映った。
人生で初めての恋と失恋を経験した。
男の人を忘れるには男の人だとみんなが言った。
私は出会いの場に行った。
でも違った。
例の人を好きになったのは
私が恋愛なれしていないからだと思っていた。
アプローチされて舞い上がって好きになったと思っていた。
けどちがった。
好きじゃないひとにアプローチされてもなにも感じなかった。
あぁほんとに好きだったんだなと失恋した相手を
思い出すだけだった。私はアセクシャルではなく
人よりも人を好きになるのが遅くて範囲が狭いのだとわかった。
つぎに好きになれる人ができたら、絶対逃さない。
すくなくとも自分の気持ちは素直に表現したい。
そのための努力とマインドセットが必要だと思った。
この件で非常に人生を考え始めた。
私は思考をアウトプットしながら高める人間なので
友人に話を聞いて貰っていたが
いかんせん最近は考えることが多すぎて
友人の手を借りるのも申し訳がない。
ブログで吐き出すという形で自分の思考を深めていきたいのである。
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